くだらないもの全部愛してる

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もぐる。

現実逃避に漫画はもってこいだけど、漫画から得られる感動は、間違いなく、現実の生活に根付いた経験に起因するもので、回り回って、現実を、生活を、自分を愛する行為、あるいは、そこらじゅうに落ちている愛を拾い集める行為のように思う。

つまり、現実逃避もまた現実であり、そんな脆弱なぼくらの人間賛歌が漫画なんじゃないかしら。

 

ということで、最近は漫画を買うことが多い。今日は、最近読んで胸に迫った二作品をご紹介します。

 

 

中村明日美子『同級生』『卒業生-冬-』『卒業生-春-』

同級生 (EDGE COMIX)

同級生 (EDGE COMIX)

 
卒業生―春― 同級生 (EDGE COMIX)

卒業生―春― 同級生 (EDGE COMIX)

 
卒業生―冬― 同級生 (EDGE COMIX)

卒業生―冬― 同級生 (EDGE COMIX)

 

 いわゆる「BL」です。

私は中学・高校と女子校に通っていたのですが、まったくそっちのケがなくて、なんなら少女漫画すら読まず、古谷実だとか羽生生純、あるいは松本大洋五十嵐大介なんかを愛読していたクチです。

ただ、最近はなんていうか、愛について考えていることが多くて、その流れで、一回BL読んでみよ、と思ったのです。

愛についてで、なんでBL?と思う人もいるかもしれませんが。そこらへんのことは、また機会があれば書きたいと思います。

 

それでネットで読める無料漫画をちょこちょこ読んでたんだけど、絵柄が好みじゃなくてグッとこない。話もなんだかテンプレで。なんでこう、ツンツンしてる年上と、犬みたいな年下がくっつく話が多いのかね。

そんなときに『同級生』のことを思い出しまして。実は、アニメ映画の主題歌がもともと好きだったんです。というのも、母が押尾コータローのファンなので、それで曲だけ知ってたんですよね。

絵柄を調べてみたら好みじゃーーーーん!!!ということでポチッと。

 

「こんなに泣けたんだ、わたし、まだ。」と思うほど泣いてしまいました。ひだまりのなかに愛を見つけたような、そんな気持ちでした。

わたし、愛を勘違いしてたんだと思う。

恋に浮かれて、見失ってた。

誰かをいとおしい、って、すごいことだ。

まじめに、ゆっくり、恋をしよう。なんて素敵なテーマなのでしょう。

 

二人の初めては、ちょっと現実離れしすぎのシチュエーションでウ〜ンと思ったけれど、直接的な描写がないのが良かったし、何より、そこに至るまでの感情のぶつけ合いが見事でした。そして、締めくくりのモノローグで、とどめを刺される圧巻のフィナーレです。

 

これは映画も観ねば。そして続編が連載再開したそうなので、非常に楽しみ。ちなみに、草壁派です。

 

2018.3.26追記:

映画も観ました。ハラセンとのエピソードがまるまる削られているものの、作品のもつ澄み渡る淡さ、匂い立つ青さが存分に表現されていて、大満足の仕上りでした。草壁は、わたしの中では、もうちょっと可愛い喋り方なんだけど、好きな人の前ではかっこよくありたいという男心なんでしょうか。

 

 

 

とよ田みのる金剛寺さんは面倒くさい』1巻

 ネットで評判が良かったこちら。

わたし、よく「面倒くさい」って言われるんです。わかってても、止められないのよね。きっと女の子は、誰でもすこし面倒くさい。

なので、勝手にシンパシーをもって試し読みしたら、そんな親近感が申し訳なくなるほどの名作でした。スケール半端ない。

 

ジャンルはラブコメなんだろうけど、何にも括れないし、何とも形容できない。説明不要。読むしかない。というタイプの漫画です。

他作品の名前を出すのはアレかもしれませんが、強いて言うならば、『カイジ』のように、セリフではない実況の吹き出しがかなり独特で、それが完全に作品全体のテンションを上げています。

それが妙な説得力と推進力をもって、ぐんぐん物語が加速してゆく。

そして、これは絶対ハッピーエンドになるんだな、とわかる。

でも、絶対に予想通りの終わり方はしない。

なのに、読後は多幸感に包まれる。

 

突飛な設定は苦手!という人もいるかと思いますが、これは愛と真心のお話です。ぜひ我慢して読んでみてください。(笑)

 

 

みんなのオススメもぜひ教えてね。

以上、今日は前向きなブログでした。